パーフェクト工法

「パーフェクト工法」は、
落下物による事故をなくすことを目的として考案された工法です。

当社の足場はユニット化された鋼製枠を使った全面板張りの吊り足場です。

吊上げ装置(パーフェクトビーム)の上に足場を組み吊上げるので、高所作業が少ない。足場架設解体中に開口部が少ないので、作業員・通行車輌等に対して安全な足場です。
また在来の足場に比べて隙間・段差がないので、資材の落下がなく作業性にも優れています。

この足場を使って標準的な一括吊上げ吊下げ工法、桁の下フランジにレールを取付けて足場を移動させるヤモリ工法および主桁上にパーフェクトビームを使って門型クレーンを組んで足場を移動させるハイグランド工法等があります。

一括吊上げ吊下げ工法

足場を架設するなるべく近くにパーフェクトビームを据えて、その上に足場を組む。
足場の大きさは幅は1.4メートル・2.8メートル・4.2メートル・5.95メートルを組み合わせて現地に合う幅にします。
足場の長さは支障物・地組みスペースで決まりますが、最大25メートル最小3メートルです。
足場を吊上げ桁からチェーンで足場を吊ったらパーフェクトビームを下ろす。後日シート張り・中段足場組等を行う。

ヤモリ工法

径間内に鉄道・大きな交叉点・大きな支障物があるときに採用する工法です。基本的には一括吊上げ吊下げ工法と同じですが、桁の下フランジに移動用のレールを取付けて移動する点が違います。レール取付等はすべて足場内で行います。このため交叉点等を規制する必要はありません。

上の写真は直進・右折で片側5車線ある国道19号線上にヤモリ工法で足場を架設したものです。夜間に左側の歩道の一部を占用して架設しました。車道部は一切規制しておりません。

ハイグランド工法

この工法は桁上や床版上にパーフェクトビームで門型クレーンのような装置を組むので、建設工事には使えますが、車輌を通しながらでのメンテナンス工事には使用できません。
また装置の設置撤去に手間取るので、短い径間ではメリットがありません。また一径間よりも数径間のほうがメリットがあります。

また工場や体育館のような単一断面の内装工事等では右図のような装置を組んで施工します。これもハイグランドと称しています。

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